← コラム一覧
CAD人材・外注
CADオペレーターが採用できない — 図面業務を外部に出すという選択肢
板金CADオペレーターの採用が進まないときに、展開図・バラシ業務だけを外部に切り出す方法と、外注先を選ぶ際の確認点を解説します。
求人を続けても、板金CADオペレーターの採用が予定どおり進まないことがあります。採用後も、自社の作図ルールや機械条件を共有し、安定して任せられるまでには時間が必要です。その間も受注と図面業務は止まりません。
採用が決まるまでの『つなぎ』をどうするか
人手が足りない時期には、次のような状態が起こりやすくなります。
- 受注は増えているのに、図面バラシが追いつかない
- 設計者や工場長が、通常業務の後に展開図を作成している
- 急ぎの案件が入るたびに、ほかの作業が止まる
- 図面が出ないため、後工程に待ち時間が発生する
設備を動かせても、加工に必要な図面が準備できなければ生産は進みません。この問題は、設備の追加だけでは解決できない場合があります。
『工程を分ける』という考え方
組図・姿図から部品図へのバラシや、条件が明確な板金展開図など、作図工程の一部を外部に切り出す方法があります。社内はCAM・ネスティング・機械操作など、現場でなければできない工程と最終判断に集中します。
納品形式はDXF、DWG、照合用PDFなどから事前に合意します。設計判断と最終承認は社内に残し、定型的な作図作業だけを切り分けることがポイントです。
外注先を選ぶときの4つの確認点
- 曲げ条件を推測せず、材質・板厚・機械・金型条件を確認するか
- 作業者の自己チェックに加え、別担当によるチェック工程があるか
- NDA、アクセス権限、保管・削除条件を事前に合意できるか
- 不明点を着手前の質問リストとして整理できるか
チェック体制については、図面QCと品質管理でも詳しく説明しています。
まず1〜3枚から確認する
最初から大きな範囲を委託する必要はありません。社内に正解データがある図面を1〜3枚選び、品質、質問の内容、納品形式、報告方法を確認すると、外注先との相性を実害なく評価できます。
RAKUCADでは、板金展開図、部品図バラシ、CAD化を日本語窓口で承ります。不明点は着手前に確認し、作業者の自己チェック後に別担当が独立QCを行います。
