板金展開図を外注する際、特に注意が必要なのが、外注先の曲げ条件と実際の加工現場の条件が一致しているかどうかです。展開寸法に差があると、穴位置や組立精度に影響し、切断後の手戻りにつながります。
なぜ値が合わないのか
曲げ伸び値、伸び代、曲げ控除、K値は、次の条件によって変わります。
- 材質(SPCC、SUS、アルミなど)
- 板厚
- 曲げR
- 使用するベンダーと金型(Vダイ幅)
- 曲げ順序と加工方法
同じ図面でも、加工条件が変われば展開寸法が変わる可能性があります。そのため、外注先が一般値を一方的に当てはめるのではなく、実際に使う条件を確認することが重要です。
外注先へ渡す情報
- 材質と板厚
- 社内で使用している伸び値表または展開テーブル
- ベンダーと金型条件
- 曲げ順序に制約がある場合の指示
- 過去に問題なく加工できた類似部品の図面と展開データ
社内に明文化した表がない場合は、過去の図面と展開データを基準サンプルとして共有し、最初の1点で差異を確認する方法があります。基準の採否は、必ず御社の加工担当者が判断してください。
外注先を見極める質問
『曲げ伸び値は、どの条件と基準で設定しますか』
御社の指定値を使い、指定がない場合は着手前に確認すると答える外注先であれば、責任分界をつくりやすくなります。一般値だけで進める場合は、その根拠と適用範囲を確認してください。
実害を出さずに検証する手順
- 過去に社内で展開済みの部品を1〜3点選ぶ
- 外注先の展開結果と社内データを照合する
- 差異がある場合、その理由と条件を説明できるか確認する
RAKUCADの対応範囲は、図面展開(バラシ・板金展開図・配管/構造)でご確認いただけます。曲げ条件は推測せず、材質、板厚、機械条件と図面要求を確認してから進めます。
