← コラム一覧

業務効率化

設計者が作図に追われる — その時間、いくらの損失になっているか

設計者がトレースや部品図バラシに時間を取られると、本来の設計・検討時間が失われます。作図工程を切り出す考え方を整理します。

設計者の一日を分解すると、構想や検討に使えている時間が想像以上に短いことがあります。

  • 組図から部品図へのバラシ
  • 図面の改訂反映と関連図面の修正
  • 古い紙図面・PDFのCAD化
  • 客先フォーマットへの書き直し

どれも必要な仕事ですが、すべてを設計者本人が行わなければならないとは限りません。

時間単価で考えると見えてくるもの

例として、設計者の社内コストを1時間あたり4,000〜5,000円、定型的な作図に月40時間を使っていると仮定すると、月16〜20万円分の時間になります。これはあくまで試算ですが、作業を切り分ける判断材料になります。

より大きな問題は、その時間で本来できたはずの仕事です。新しい引き合いへの対応、原価を下げる設計変更、若手への技術指導などが後回しになると、機会損失は単純な人件費だけでは測れません。

切り出しやすい工程、社内に残す工程

設計判断は社内に残し、条件が明確な作図とデータ整理を外部へ。この責任分界を最初に明確にします。

外に出しやすいのは、部品図バラシ、条件が明確な板金展開図、紙図面・PDFのCAD化、図面の命名・版管理です。一方、構想設計、仕様決定、強度・機構の検討、客先との仕様調整、最終承認は社内に残すべき領域です。

外に出す前に決める5項目

  1. CADのバージョンとファイル形式
  2. レイヤー規則、図枠、表題欄の書式
  3. 曲げ伸び値・K値など御社固有の条件
  4. 質問の出し方と回答窓口
  5. 納品前チェックの範囲と報告形式

作図だけでなく、受注情報、品番、進捗、版を同じルールで整理したい場合は、受注業務サポート・図面データ管理もご覧ください。

RAKUCADの進め方

初回に作図ルールとサンプル図を確認し、不明点をリスト化してから着手します。納品形式とチェック範囲は事前に合意し、自己チェックと独立QCを経てお渡しします。日本語窓口は代表のHỒ MẠNH LINHが直接対応します。

SMALL START

まずは図面1〜3枚から。

品質、確認方法、報告の仕方をご評価ください。NDAとデータ送付方法を確認してから着手します。

図面1〜3枚を相談する